第3回放送のおさらい~その5~

第3回放送のおさらい~その5~

土肥さんにきく「ユーロ危機でどう変わる?資産防衛テクニック」後編です。

金はよく「インフレに強い」と言われますが、デフレ下でも金相場が上昇しています。土肥さんはデフレにも強い金になった背景として、物価が下がる→メーカーの業績が悪化する→株価が下落する→株や通貨などの「ペーパー資産」に頼れなくなる→商品の中でも腐らず、揮発せず、安心感の大きい金に資金が流入する、と説明していました。

一方でインフレに強い金というシナリオも依然健在ということですが、では、金を資産運用、資産形成に取り入れる効果はなんなのでしょうか?WORLD GOLD COUNCIL(世界的な金の販促プロモーション機関)のデータによると、日本株、日本国債、外国株、外国債の4つに金を加えて運用すると資産が目減りするリスクを抑えられたということです。金を取り入れたから「必ず儲かる」ということではなく、この先行き不透明な不安な時代には「いかに自分のリスクを目減りさせないか」ということを考えるのが重要だということです。

その金を資産に組み入れる方法としては、
1・現物を買う
2・ETFや純金積み立てでコツコツと買う
3・先物でアクティブに運用する
と大きく3つの方法をあらためて紹介しましたが、現物についてリスナーからの質問です。

「現物を持ってる皆さんはどうやって保管してるんでしょうか?家に置いておくのはちょっと怖い気もします」とのこと。
大半の方はタンスに入れているかと思いますが、保管料はかかるものの日本には保管を請け負ってくれる業者さんもあり、まとまった数量なら銀行の貸金庫というのもあります、とのお答えでした。

また「金のアクセサリーなどがくすんだら自分で磨いても大丈夫なのか?」という質問も頂きました。
これは18金のような一般的なジュエリーの場合は、ぬるま湯に中性洗剤を少し入れて、しばらくしたら柔らかい布で拭けば大体の汚れは落ちるとのことでした。

おしまいに、金取引のリスクのおさらいと土肥さんからのアドバイスです。
金は資産形成において大きなウェイトをしめるようになってきたとはいえ、相場は世界経済や政治情勢などで揺れ動く、ということを念頭に置いてください。投資で100戦100勝ということはなく、51勝49敗ということもあるかもしれません。その51勝で100万円利益が出ても、49敗で1000万円損失が出るかもわかりません。そういうことにならないように、あらかじめ「ここまで損が膨らんだらやめよう、休もう」ということをしっかり考えておきましょう。また、無理して資産をつぎ込むことはなく、自分の余裕資金の中で効率的な運用をしっかり考えて投資することを心がけましょう、ということでした。

それではまたいつの日かこの第一商品presentsGOLD RUSHをお送りできることを楽しみに、ひとまずこの辺で筆を置きます。

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第3回放送のおさらい~その4~

第3回放送のおさらい~その4~

毎回、金について面白い話を聞かせてくれる土肥さんに、とびきりの「明日話したくなるゴールド面白話」をうかがいました。

1・金食い虫
一般的には「費用ばかりかかって利益をあげないこと」をののしって使う言葉ですが、土肥さんのいう金食い虫は、金なら金だけを、銅なら銅だけをもっぱら集めて体内に吸収するバクテリアのことなんだそうです。日本では秋田県小坂の金属資源技術研究所で研究されています。特に都市鉱山など廃棄物から貴金属を回収するのに役立つもので、専門的には「バイオリーチング」というそうです。バクテリアを虫にたとえれば、まさに「金食い虫」ということになりますが、これは非常に役に立つ金食い虫ですね。

2・金のなる木
「金のなる木」という札の付いた観葉植物を見たことがあるかと思いますが、その話ではありません。これは「金鉱脈を探すのに役に立つ植物」の話です。金の鉱床、鉱脈があるのはだいたい火山帯で、そういう火山灰が積もったような土地でも育つ「ヤブムラサキ」という植物があります。そのヤブムラサキ、地下から水を吸い上げるとき、一緒に金の成分も吸い上げてしまうらしく、山の中でヤブムラサキを見つけて茎を切ってみて、茎の中に金が混ざっていれば、その下には金鉱脈がある、ということだそうです。なので、ヤブムラサキを自分の家の庭で育てても、金が実るということではありませんのでご注意を。

さて、リスナーからのメールです。金のアクセサリーに「GP」「GF」とありますが、どういう意味なんでしょうか?

土肥さんのお答えは、GPはゴールドパックで「金メッキ」、GFはゴールドフィックスで「金張り」ということです。買い物の際には念のためチェックして、「純金、無垢」の商品が欲しい場合には避けてくださいとのことでした。

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第3回放送のおさらい~その3~

第3回放送のおさらい~その3~

土肥さんにきく「ユーロ危機でどう変わる?資産防衛テクニック」前編です。
この「ユーロ危機」は金相場にどう影響するのでしょうか?土肥さんは「3つのシナリオが考えられる」としています。

ユーロがだめになるとヨーロッパではフランスあたりの大手の銀行がかなりのギリシャの国債を抱えているため、フランスを中心とする大手の銀行が危機に陥り、これが世界的に波及して、通貨などのペーパー資産が頼れなくなる。
→金相場だけが上昇する「金一人勝ち」のシナリオ。

ユーロがだめになっていくという過程の中で、基軸通貨と言われているアメリカのドルが高くなる。その結果、対比する金の相場が下落する。
→「ドル高金安」のシナリオ。

国債や通貨がだめになっていく中で株式市場も一緒になって急落する。すると大手の投資家(機関投資家)が損失を穴埋めするために保有する金を換金売りに出す。
→「金連れ安」のシナリオ。

この3つのシナリオが考えられる中で、最近の「金」の動きはどうかというと、コメンテーターの土肥さんからは、経済の成績簿として評価されてきているという見方を伺いました。つまり、通貨のように発行する国の財政状況で評価が揺れ動くというものではない、逆に金を保有する国の通貨には信任といったものが出るということで、金は「無国籍通貨」「影の基軸通貨」といわれるほど信用がある、ということです。

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第3回放送のおさらい~その2~

第3回放送のおさらい~その2~

InterFMが独自に街角の景気を調査してみました。東京・上野のアメ横で商売をされている方やタクシードライバーの皆さんに今の景気をきいたところ、20人中19人が「悪い」とのことでした。1人だけ「いい」と答えた方も、「最悪の頃に比べればいい」ということでした。

景気が悪いと感じる理由は「人通りが少ない」「お客さんがいても財布の紐がかたい」「会社がなくなるというお客さんを乗せることが多い」などでした。

3ヵ月後の景気はどうなるかときいたところ、20人中18人は「今と変わらない」「悪くなる」と悲観的な見方でした。

ところで、景気を見るユニークな指標として、オフィスセントポーリア代表の馬渕治好さんが考案した「父ちゃんの立場指数」というのを紹介しました。これは百貨店の紳士服売り上げと婦人服売り上げの伸びを比較したもので、景気が悪くなるとまず父ちゃんの洋服代が絞られる、という現象を指数にしたものです。内閣府などが発表している景気指標と似たような動きを見せているということで、総じて今の日本の景気は「最悪期は脱したものの、回復の勢いは鈍い」と、馬渕さんは分析していました。

またコメンテーターの土肥さんからは、金製品などジュエリーの売り上げは景気が悪くなると敏感に反応して売れなくなり、景気が回復してもなかなか売り上げが戻ってこないという特徴があるとのことです。ジュエリーショップを覗いてみると、今の景気が見えるのかもしれません。

今回はもうひとつ、アンケート調査を実施しました。
「100万円あるとしたら何に投資しますか?」
1)株  2)宝くじ  3)金

日本の学生にこんな質問をしてみたところ、
株が7人、宝くじが6人、金が27人という結果でした。

金を選んだ理由は「このところ価格が上がってきている」「子供にも残せる」「不況でも相場が安定している」など、宝くじについては「ニュースで当選金があがると聞いて興味がある」、株は「今安いので値上がりするのを待って利益を得る」「経済学部の知識をいかせる」などがあがっていて、皆さん世の中の動きに敏感であるということが伺えました。

金という回答が27人でトップだったことについて、土肥さんは「若い方がこれだけ関心を寄せるくらい、金取引というのが表舞台に出てきた」とコメントしていました。

また、外国人の皆さんにも同じ質問をしたところ、アメリカの男性、オーストラリアのカップル、インドの男性、デンマークの男性全員が「金」との答えでした。いずれにしても、国内でも海外でも金の注目度が高まっているということがうかがえる調査結果となりました。

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第3回放送のおさらい~その1~

第3回放送のおさらい~その1~

まずは「金」にまつわるニュースや話題をまとめて、「Goldニュース」をお伝えしました。

○伊豆市の土肥金山で1月、第3回土肥金山砂金採り大会が開かれました。
全国各地から過去最多の40人が出場し、30分間で何粒を採取できるかを競いました。
優勝者には賞品の純金5グラムが渡されました。
→金を含んでいる鉱石1トンから5gの金が採れれば、その鉱山はだいたい利益の分岐点に達するということですので、5gというのは相当な量といえそうです。

○富山市にある富山高等専門学校で1月、学校で廃棄されたパソコンおよそ100台の電子基板から金を回収する授業を実施され、2・13グラムほどの純金の回収に成功しました。
→第1回の放送でも取り上げましたが、携帯電話やパソコンなどの電子機器には金が使われていて、廃棄されたものは「都市鉱山」と呼ばれ注目されています。ある試算では、日本の都市鉱山には6800トンもの金が眠っているということです。

○福岡県太宰府天満宮で1月7日の夜、「鷽替え」の神事が行われました。
鷽替えの神事は前の年についてしまったうそや不幸な出来事をはらい清めるもので、境内の広場に集まった人たちが、木彫りの伝統民芸品=「木うそ」を交換しあいます。この木うその中には、「純金製のうそ」と交換できる印がついているものもあります。
→昔からの行事にも「金」が根付いています。江戸時代には飾り職人や金箔の職人さんの家の畳が年に2回、ただで取り替えられたそうです。畳の目の中に入り込んだ金の削りかすなどを狙って、畳職人が引き取ったそうです。昔の「都市鉱山」みたいなものでしょうか。

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